CAFC判決

CAFC判決

1999年よりMilbank, Tweed, Hadley & McCloyやVenable | Fitzpatrickと知的財産関連の判例を勉強すると共に、アメリカのCAFC(米国連邦控訴裁判所)の判決をご紹介しています。

SSI Tech.対 Dongguan Zhengyang Electronic Mechanical (DZEM)事件

CAFC, Nos. 21-2345, 22-1039 (February. 13, 2023)

この事件においてCAFCは、特許の非侵害を認めたものの、原告が被告の取引先に侵害訴訟を知らせたことに関して、これが不法行為となるためには「客観的な根拠の欠如」が必要である一方、原告が専門家の意見を聞いた上で行動していたことに基づいて、不法行為にあたらないと判断した。

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IN RE: GOOGLE LLC事件

CAFC, No. 2022-1012 (January 9, 2023)

本件の審判段階では、2つの引例の組み合わせに基づいて特許が自明であると判断されていたが、CAFCにおける審理においてUSPTOは、同じ引例の組み合わせに基づきつつも、審判段階で実際に議論・審理されていなかった理由で特許が自明であり、審決は正当であると主張していた。CAFCはこの判決で、このようなUSPTOの自明性の新しい理由付けを排斥して、審決を破棄した。

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