Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. 対 Yujiro Nagata 事件
No. 2012-1245,2013,5,11-Feb-13発明、特許を譲渡した譲渡人に特許無効の主張を禁止する譲渡人禁反言の適用をめぐる事件,この事件は、譲渡人禁反言に関するものである。譲渡人禁反言は、特許または特許出願の譲渡人が侵害で訴えられた際に後になってその特許の有効性を攻撃することを禁じる…
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1999年よりMilbank, Tweed, Hadley & McCloyやVenable | Fitzpatrickと知的財産関連の判例を勉強すると共に、アメリカのCAFC(米国連邦控訴裁判所)の判決をご紹介しています。
発明、特許を譲渡した譲渡人に特許無効の主張を禁止する譲渡人禁反言の適用をめぐる事件,この事件は、譲渡人禁反言に関するものである。譲渡人禁反言は、特許または特許出願の譲渡人が侵害で訴えられた際に後になってその特許の有効性を攻撃することを禁じる…
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ソフトウェア発明の特許適格性の有無が大法廷で議論された事件(Alice 判決),この事件の口頭弁論では、発明が特許適格性を有するかどうかの判定方法が議論された。ビジネス方法およびソフトウェア特許クレームを作成する場合に、それがシステムまたは…
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他国での侵害訴訟の発生で、米国内で確認訴訟を求める事件性を認めた判決,直接侵害が発生していない、間接侵害または明確な侵害発生予定日が明確でない、また侵害の警告もない、更には直接侵害行為の発生時点が1年先であったとしても、その訴訟に関連する技…
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特許発明が不実施でも回復不可能な損害を被る可能性を認定した判決,この判決において、CAFCは、回復不可能な損害が発生しないという地方裁判所の認定と終局的差止を認めないという判決を破棄した。特許発明を実施していなくても特許権者は、回復不可能な…
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代理人費用の裁定に関する例外的事例の判断は、CAFCの再審理事項に属することを認めた判決,この判決は、代理人費用の裁定に関する例外的事例の判断は、控訴審において初めからの審理(de novo review)を行ってよいことを示した。しかしな…
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CAFCは自明性の判断で審判部の決定に従う傾向があることを示した判決,この判決は、CAFCが自明性の判断において審判部の審決に従う傾向にあることを示している。缶を運ぶためのカートン等のシンプルな技術に関するケースでも、CAFCは審判部の事実…
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不要なターミナル・ディスクレーマーを訂正目的とする再発行申請を拒絶した判決,この判決は迂闊に提出したターミナル・ディスクレーマーを回復させるような手続き上のエラーの訂正目的の再発行申請を拒絶した。そのような場合は、その特許出願を継続させ、そ…
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均等論を肯定的に適用してクレーム解釈をした判決,この事件は、要件が存在するかしないかの「二択」を識別することによって検討を簡略化せずに、要件ごとに均等論の系統的な分析を行うことの重要性を強調した。この判決は、無力化の概念の適切な適用に関する…
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失効特許に基づく虚偽表示を論じた判決,この事件において、CAFCは、失効した特許権の表示を違法行為から除外し、多くの私人による代理訴訟を終わらせた虚偽表示の法律に関する遡及効力を持つ米国特許法改正が、違憲ではないことを明らかにした。
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IDS提出されなかった文献と特許との関連性を不正行為の認定に使った判決,この事件においてCAFCは、特許の化合物が自明ではなく、特許権者に不正行為を認めなかった地裁判決を支持した。特許権者が特許性に影響を与える重要文献を意図的にPTOへ開示…
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